都内、狭い家で楽しく暮らす

7坪の狭小3階建てで暮らす田舎育ちの会社員。住まいや子育てを中心に体験・情報を共有するブログです。

7坪の家に4人暮らし

こんにちは。都内の狭い家で暮らしているRanaです。

東京で暮らすとなると、とにかく「狭い」!
子どもたちをのびのび遊ばせるリビング、広々としたテラスや庭、2人以上並んで靴が履ける玄関、何でも収納できる土間やウォークインクローゼット、家事動線の良いランドリールーム…。
どれも実現することがなく、立地と予算に収めることを第一に建てた我が家。

そんな狭い家でも楽しく暮らすために、導入したもの、考えたこと、工夫したこと。そんなことを綴る場としてブログをはじめました。

この記事では、我が家の住宅環境や経緯をご紹介します。
 

 

都内に建てた狭い家

我が家は、東京23区内、駅徒歩10分以内の場所に、数年前に建築しました。
このようにとても狭い家です。

・戸建て、3階建て
・3LDK(LDK10畳+3畳,4畳,5畳の個室)
・建築面積 25㎡
・延床面積 60㎡(階段部分を除くと生活部分は55㎡)

ここに大人2人と子ども2人で暮らしています。
おそらく、4人暮らしの推奨面積は余裕で下回っていることでしょう。

 

なぜ、狭い家に住むことになったのか

夫婦だけ、子どもが1人だけ、のときは都内の1LDKの賃貸に住んでいました。

2人目を妊娠したあと、広い部屋に引っ越そうと考えたのですが、近隣の賃貸はほとんどが1Rか1LDKで、2LDK以上の物件が見つからず。少し離れたところでも、2LDKだと当時住んでいた物件の倍以上もする家賃相場でした。

そこで、夫婦ともに一気に購入へ気持ちが傾きました。

通勤の利便性や、少しでも土地勘がある地域ということで、それまで住んでいたエリアで探すことにしましたが、このエリアにはマンションが少なく、戸建てで検討することに。
しかし、エリアの標準的な建売住宅でも、予算を数千万円オーバーしていました。

もう、離れた地域で探すしかないのか…と諦めかけていたとき、軽い気持ちで某不動産会社へ情報収集に行ったところ、今の家の土地に出会い、その日のうちに契約。
「立地と予算が合う」という点だけで「狭さ」には目をつぶりました。

そうして、30年のローンと共に、この狭い家を人生の拠点にすることを決めたのです。

 

これまで住んできた家の変遷(四国→関西→東京)

私は四国で生まれ、高校まで田舎で育ちました。
実家には畑も蔵も駐車場も大きな庭もあり、自分の部屋は12畳。部屋の窓からは、山や空を広く見渡すことのできる環境でした。
特に裕福なわけではなく、土地が安いためにこのような広さは一般的でした。

そして、大学進学を機に関西へ。
大学時代は1Rマンション、就職後は会社の独身寮で過ごしました。
どちらも、広さ自体はそこまで広くなかったと思いますが、初めての1人暮らしで、自分の自由にできる空間がとても嬉しく、狭さや不便は特に感じることがありませんでした。

その後、結婚を気に東京へ。
あまりの家賃の高さに驚きました。
1LDKの賃貸は夫婦2人では特に困りませんでしたが、子どもができると一気に手狭に。また、赤ちゃんのときは寝ているだけですが、子どもが動き回れるようになると十分なスペースが確保できません。
自分の育った環境のように、家中を走り回れるような、のびのびと子育てができる住環境は東京では不可能だと悟りました。

一方で、東京のような都市部は、車がなくても近所にお店が多くあってすぐに買い物ができる、電車でどこへでも行ける、近所に小さい公園がたくさんある、など田舎とは周辺環境が大きく違います。
できないことを嘆くのではなく、家に求める役割の意識を変えて、ここで暮らすための最適解を見つけていくべきなのだと感じました。

「狭い家」のデメリットを工夫で克服して、楽しく暮らしたい

建築途中や引越し前などは、出来上がる家を見て「こんなにも狭い家で暮らしていけるのだろうか…」と何度も不安になりました。
ですが、今は、狭さを工夫でカバーしたり、シンプルな生活を意識したりすることで、自分たちの家に愛着を持って楽しく暮らすことができています。

また、家族の物理的な距離が必然と近くなるので、各自のストレスができるだけ少なく、仲良く暮らせるように意識することが重要だと感じています。それを意識することで、結果的に良い家族関係につながるのではないかと前向きに捉えています。

コロナ禍で外出できない状況など、「家が広ければ…」と感じることがないといえば嘘になりますが、住んでいると、狭い家のメリットもたくさん感じます。

こんなに狭い家でも、楽しく暮らせる。

こんな私の生活の、工夫や体験を少しずつ発信していきたいと思います。
同じような環境の方と情報交換をしたり、狭い家に悩んだり不安に思っている方のお役に立てれば嬉しいです。